こんにちは、Mk-Ⅱです。
スジ彫り道具のお試し中に思い付いたことがあるので、今回はそれをテーマにすることにしました。これってどうなの?というくらい微妙な思い付きではありますが、今後の糧になればとやってみることにしました。
いつかきっと役に立つはず( ゚Д゚)!!
では、第27弾のガンプラです。
『1/100 ZGMF-X56S/α フォースインパルスガンダム+ソードシルエット エクストラフィニッシュ』です。
特殊コーティングを攻略!!
スペック
1/100 ZGMF-X56S/α フォースインパルスガンダム+ソードシルエット エクストラフィニッシュ
インパルスガンダムは『ガンダムSEED DESTINY』のちょっと影の薄い主人公『シン・アスカ』が搭乗する『ザフト軍』の試作MSです。
ガンダムでは(多分)珍しい合体変形タイプのMSで『コアスプレンダー(コックピット)』、『チェストフライヤー(上半身)』、『レッグフライヤー(下半身)』の3つから構成されています。
また、インパルスガンダムには専用の換装式バックパック『シルエットシステム』があります。
各機能に特化したシルエットを装着することで様々な局面で対応することができます。
機動性強化の『フォースシルエット』、対MS格闘戦向けの『ソードシルエット』、火力を大幅に強化する『ブラストシルエット』があります。
- 名称:1/100 ZGMF-X56S/α フォースインパルスガンダム+ソードシルエット エクストラフィニッシュ
- シリーズ:1/100
- 原作:機動戦士ガンダムSEED DESTINY
- スケール:1/100
- 発売日:2005年09月
- 希望小売価格:¥6,600(税込)
- 購入価格:¥?(福袋)
福袋に入っていたガンプラです。
HGやRG、MGをメインに考えているのでおそらく自分で買うことはないガンプラかな、と。
なので、少し楽しみだったりします。
パーツリスト
- A,Iパーツ:メタリックイロプラ(スチロール樹脂:PS)
- B,Cパーツ:シルバー(スチロール樹脂:PS)
- D1,D2パーツ:グレー(ABS樹脂:ABS)
- Eパーツ:グレー(スチロール樹脂:PS)
- F,Jパーツ:メタリックレッド(スチロール樹脂:PS)
- Gパーツ:メタブルー(スチロール樹脂:PS)
- H1パーツ:メタブルー(スチロール樹脂:PS)
- SB1パーツ:クリアピンク(スチロール樹脂:PS)
- PC-116パーツ:グレー(ポリエチレン:PE)
- キャラクタープレート
- シール
- 説明書
以上が『1/100 フォースインパルスガンダム+ソードシルエット エクストラフィニッシュ』の中身です。
HGでもなく、MGでもREでもない。
初めての『1/100』シリーズです。
パッケージサイズが大きいのでかなりのボリュームがあるのかと思いきや、1つ1つのパーツが大きくなっただけでパーツ数はそれほど多くありませんでした。
そして、気になる『エクストラフィニッシュ』。
パーツがメタリック塗装されています。
レシピ
- 仮組み
- ゲート処理
- 薄刃ニッパー
- デザインナイフ
- ヤスリがけ:#800(コーティング以外)
- ガンダムマーカー(コーティング修繕)
- スミ入れ:水性スミ入れペン
- デカール貼り
今回の『エクストラフィニッシュ』はパーツ表面をメタリック塗装したものになります。
ということは、表面の塗装を剥がしてしまうヤスリがけはできませんし、油性のスミ入れペンも塗装が溶けてしまうので使用することができません。
しかし、これについては『MG 百式ver.2.0』で経験済みです。
『MG 百式ver.2.0』のときはゴールドのみでしたが、今回は違います。
メタリックカラーのガンダムマーカーを数種類用意しなければなりません。
そこで以下のガンダムマーカーを用意しました。
『ガンダムメタリックマーカーセット/GSIクレオス』
『ガンダムメタリックマーカーセット2/GSIクレオス』
『ガンダムマーカー メタブルー/GSIクレオス』
インパルスガンダムに合う色をすべて揃えたら、大量のガンダムマーカーのゲットとなりました。
いずれ使うこともあるだろうから持っていても損はないのでまぁヨシとします。
そして、併せてこちらも購入しました。
こちらは塗装部分を乾燥させるために使います。
『ネコの手ステーション/GSIクレオス』
『Mr.ネコの手棒 両端クリップタイプ/GSIクレオス』
最後にスミ入れペン。
冒頭で思い付いたことというのはこれのことです。
『MG 百式ver.2.0』の時は油性のスミ入れペンを使用しました。
しかし、はみ出た部分のスミを消そうとすると、塗装の色が溶けだしてゴールドがシルバーになってしまいます。
それなら水性を使えばいんじゃね( ゚Д゚)!?
というのが今回のテーマです。
胸部
説明書通りに組み立てていきます。
最初は『胸部』です。
構造は簡単なのですぐに組み立てることができました。
写真は肩のギミックです。
腕部との接続箇所ですが、このギミックのために腕部がハマりにくかったりもします。
頭部
次は『頭部』です。
頭部でポイントとなるのは、ツノの部分です。
今回はバンダイエッジの処理をしていないのでツノの先端部分は尖っておらず、丸いままです。
それから、ツノの裏側はメタリック塗装が施されていなかったのでガンダムマーカーで処理しました。
裏側といえ外から見える場所なのでここは処理しておきたいところです。
装備品
『装備品』です。
写真は『高エネルギービーム・ライフル』です。
スコープの部分に可動域があります。
こちらは『機動防盾』です。
四方にある装甲をスライドさせることにより、シールドを変形することができます。
腕部
次は『腕部』です。
パーツ数が少ないため、構造はシンプル。
ディテールもあっさりとした感じで、スミを入れるところがほとんどありません。
脚部
『脚部』です。
腕部をさらに大雑把にした感じで、スミを入れる場所もほとんどありません。
腰部
次は『腰部』です。
前面と両サイドに可動のある装甲を付けたスタンダードなタイプの腰部です。
両サイドの外装にはナイフを収納できる箇所があります。
収納するのは柄の部分のみで、折りたためるナイフを収納するといった気の利いたギミックはありません。
コアスプレンダー
コックピットにもなる『コアスプレンダー』です。
インパルスガンダムのみ採用された独立型のコックピットで、写真のように戦闘機に変形することができます。
写真は胸部と接続するところです。
合体
各部位を『合体』させてインパルスガンダムの完成です。
正直、あまり期待していなかったのですが、エクストラフィニッシュも悪くありません。
ちょっと気になるのは左右の脚の長さ。
微妙に違うのが、立たせたときのバランスがあまりよくありません。
フォースシルエット
ここからシルエットシステムのコーナーです。
写真は『フォースシルエット』です。
フォースシルエットは機動力を強化するための装備です。
写真の状態のまま背部に取り付けます。
ソードシルエット
こちらは『ソードシルエット』です。
近接戦闘に特化した装備となります。
武器てんこ盛りです( ゚Д゚)!!
ソードシルエットの両サイドにある長いやつは『エクスカリバービーム対艦刀』です。
この2本は連結させることができます。
この無駄にカッコいい名前の対艦刀には問題点があって、ビーム部分のパーツをそのまま組むとビーム部分がたわんでしまってものすごく残念な感じになります。
そこで上の写真の部分を短くカットして、たわまないように調整します。
いきなりザックリやると取り返しのつかないことになるかもしれないので、実際にパーツを当てて微調整しながら処理する必要があります。
写真は『フラッシュエッジビームブーメラン』です。
ソードシルエットの赤いアンテナ部分がブーメランの柄の部分になります。
シルエット フライヤー
最後は『シルエットフライヤー』です。
シルエットフライヤーは、シルエットシステム専用の無人牽引機です。
完成
インパルスガンダムにフォースシルエットを装備させて、『フォースインパルスガンダム』の『完成』です。
写真は上から『チェストフライヤー』、『レッグフライヤー』、『コアスプレンダー』です。
合体変形して『インパルスガンダム』になります
合体変形はスムーズに出来ました。
こちらはインパルガンダムのシルエットシステムです。
上の写真の『フォースシルエット』を装備することで『フォースインパルスガンダム』になります。
また、下の写真の『ソードシルエット』を装備することで『ソードインパルスガンダム』になります。
ソードインパルスガンダムの装備を変えて3パターン用意してみました。
今回購入した道具
購入した道具を紹介します。
まずはゲート処理跡のカバーで使用したガンダムマーカーです。
ガンダムメタリックマーカーセット[GMS121]
- メーカー: GSIクレオス
- 定価:1,320円(税込)
- 購入価格:899円(税込)
ガンダムメタリックマーカーセット2[GMS125]
- メーカー: GSIクレオス
- 定価:1,650円(税込)
- 購入価格:1,274円(税込)
ガンダムマーカー メタブルー[GM17]
- メーカー: GSIクレオス
- 定価:不明
- 購入価格:260円(税込)
ここからはガンダムマーカーで塗装した部分を乾燥させるときに使用した道具です。
ネコの手ステーション[GT89]
- メーカー: GSIクレオス
- 定価:660円(税込)
- 購入価格:518円(税込)
Mr.ネコの手棒 両端クリップタイプ[GT100]
- メーカー: GSIクレオス
- 定価:1,100円(税込)
- 購入価格:842円(税込)
あとがき
最後まで読んで頂きありがとうございました。
『1/100 ZGMF-X56S/α フォースインパルスガンダム+ソードシルエット エクストラフィニッシュを作ってみたよ』はこれでおしまいです。
上の写真はこのキットに付属の『キャラクタープレート』です。
飾ることができるように台座もあります。
SEEDらしいといえば、SEEDらしいおまけかなと思います。
今回は、初めての『1/100』シリーズに挑戦です。
事前の情報収集から1/100スケールのHGみたいな感じかなという印象を持っていました。
しかし、実際に組んでみた感想は…
HGよりも造型が雑( ゚Д゚)!!
しかし、逆にそういったところが初心者向けのエントリーモデルに適しているのかもしれません。
斬撃系の武器だけでもこれだけたくさんありますし、シルエット換装に合体変形と盛りに持っています。
そのうえ、サイズが大きいので組み立てやすい。
それなりにカッコよくできるので初心者向けといえばそうかもしれません。
ではでは、本題の”特殊コーティングを攻略!”です。
福袋に入っていた持て余し気味のガンプラがちょうどあったので、『エクストラフィニッシュ』の特殊コーティングで挑戦することにしました。
表面をコーティングしてあるパーツのガンプラ製作では以下の2つに注意しなければなりません。
- ゲート処理
- スミ入れ
まず注意したいのが『ゲート処理』です。
特殊コーティングのゲート処理に関しては、『MG 百式ver.2.0』のときに試行錯誤して現時点での落としどころを見付けました。
ニッパーやデザインナイフなどの処理でコーティングが剥がれてしまったパーツ表面に『ガンダムマーカー』を塗ってごまかすという手法です。
しかし、『MG 百式ver.2.0』のときのように金色一色あればいい、というわけにはいきません。
コーティングされた色に合わせたメタリックカラーが必要となります。
『ガンダムメタリックマーカーセット』、『ガンダムメタリックマーカーセット2』、『ガンダムマーカー メタブルー』の3つを購入しました
さらに、前回はパーツ数がそれほど多くなかったので使用しませんでしたが、パーツ乾燥の効率を上げるためにこちらも併せて購入しました。
『Mr.ネコの手ステーション』、『Mr.ネコの手 持ち手棒 両端クリップタイプ』です。
モズのはやにえのような上の写真はパーツを乾燥させているところです。
最低でも一晩は乾燥させておきたいところなので、ネコの手シリーズのような道具があると非常に便利です。
肝心の出来栄えの方はというと、上の写真のような感じです。
色ムラはどう頑張っても避けることはできませんが、意識して見なければ遠目であまりわからない程度にごまかせていると思います。
メタリックカラーは色ムラ以外にも、メタリック部分のムラが出てキラキラが乗ってこないことがあるので試し書きをしてから使うことをおすすめします。
で、次に『スミ入れ』です。
特殊コーティングに挑戦したのは、これを使ってみたかったからといっても過言ではありません。
『スミ入れふでペン(ふきとりタイプ) 水性/GSIクレオス』です。
油性のスミ入れペンの場合、スミのはみ出した部分を拭き取ろうとするとその部分の色も一緒に拭き取られてしまいます。これは特殊コーティングに含まれる塗料を油性のスミが溶かしてしまい、スミもろとも塗料を拭い取ってしまうためです。
そこで考えました。
水性ならどうだろう( ゚Д゚)!?
使用してみたところ、水性なのではみ出た部分の拭き取りは容易で特殊コーティングの塗料が剥がれることもありませんでした。
しかし、
スミがきれいに入らない( ゚Д゚)!!
もともとモールドがある部分であればそれなりにスミが入りますが、それ以外の凸凹のある箇所では上手くスミが入らず、少し指で触れただけでスミが取れてしまいます。
しっかりスミ入れをしたガンプラを作ろうとすると、水性のスミ入れペンではちょっと厳しいです。
”特殊コーティングを攻略!”は以上です。
他にもいい方法があるのかもしれませんが、初心者のMk-Ⅱでも思い付くのは今のところこれくらいです。もっとアップグレードして特殊コーティングを攻略できるように再考を続けたいと思います。
それでは♪
完成品の写真はこちら☞