こんにちは、Mk-Ⅱです。
気分転換ができたので、再びスジ彫り道具のチェックに戻りたいと思います。
といっても、有名どころは一通り試したと思うので、道具チェックは今回で最後です。
では、第26弾のガンプラはこちらになります。
『HGUC FXA-05D+RX-178 スーパーガンダム』です。
スジ彫りカーバイトを使おう!!
スペック
HGUC FXA-05D+RX-178 スーパーガンダム
スーパーガンダムは『機動戦士Zガンダム』で登場するMSです。
ティターンズと互角以上に渡り合った『ガンダムMk-Ⅱ』でしたが、グリプス戦役中盤ではその性能に限界が現れ始めます。そこで『Gディフェンサー』と合体させることで強化を図るプランが考案されました。
『スーパーガンダム』はガンダムMk-ⅡとGディフェンサーを合体させた戦闘用形態のことをいいます。
また、戦闘用形態以外に巡航用形態の『Gフライヤー』に変形することもできます。
Gディフェンサーに搭載される高出力ロング・ライフルによる火力の強化、Gフライヤーによる機動性の向上によって、ガンダムMk-Ⅱは再び戦場で活躍することとなります。
パイロットは、ガンダムMK-IIに『エマ・シーン』、Gディフェンサーに『カツ・コバヤシ』が搭乗します。合体するとコア・ファイターが分離され、エマ・シーンがスーパーガンダムを操縦します。
スーパーガンダムについて調べていて面白いなと思ったのが、ジムⅢやネモ、リック・ディアスもGディフェンサーを装備することができるようです。その場合は、それぞれ『ジムⅢ・ディフェンサー』、『ネモ・ディフェンサー』、『スーパーディアス』と呼ばれているようです。
- 名称:HGUC FXA-05D+RX-178 スーパーガンダム
- シリーズ:HGUC[High Grade Universal Century]
- 原作:機動戦士Zガンダム
- スケール:1/144
- 発売日:2002年11月05日
- 希望小売価格:¥2,160(税込)
- 購入価格:¥?(ヤフオクまとめ買い)
およそ20年前のキットです。
お店でもよく見掛けるキットなので、こんなに古いとは驚きです。
パーツリスト
- Aパーツ:イロプラ(スチロール樹脂:PS)
- B,Dパーツ:ホワイト(スチロール樹脂:PS)
- C,Fパーツ:グレー(スチロール樹脂:PS)
- Eパーツ:ブルー(スチロール樹脂:PS)
- Gパーツ:グレー(ABS樹脂:ABS)
- PC-123、123+パーツ:グレー(ポリエチレン:PE)
- シール
- 説明書
以上が、『HGUC スーパーガンダム』の中身です。
Gディフェンサーのパーツは大きなものが多いです。
また、Gディフェンサーが含まれているはずなのに、パーツのボリュームは控えめです。
メガバズ百式の時のような、ちょっと物足りないガンダムMK-Ⅱになりそうな予感がします。
レシピ
- 仮組み
- ゲート処理
- 薄刃ニッパー
- デザインナイフ
- ヤスリがけ:#800
- コンパウンド:粗目
- コンパウンド:細目
- コンパウンド:極細目
- モールド彫り直し:スジ彫りカーバイト
- スミ入れ:流し込みタイプ
- デカール貼り
組み立て方は前回同様です。
今回はスジ彫り用の道具としてこちらを購入してみました。
『スジ彫りカーバイト 0.15 スターターセット/ファンテック』です。
こちらも人気の高いスジ彫り用具ですが、選んだ理由はそれだけではありません。
期待するのは、
コストパフォーマンスです( ゚Д゚)!!
ガンプラでは1/60、1/100、1/144の3タイプのスケールが主流です。
そのためそれぞれに適した刃の太さを持つスジ彫り道具が必要となります。
BMCタガネも各サイズ取り揃えてありますが、価格が高い。
そこで少しコストを抑えることのできるスジ彫りカーバイトに目を付けました。
しかし、肝心のパフォーマンスが良くなければ話になりません。
今回はスジ彫りカーバイトを
要チェックです( ゚Д゚)!!
Gディフェンサー
説明書通りに組み立てます。
最初は『Gディフェンサー』です。
写真はGディフェンサーの可動部分です。
ガンダムMk-Ⅱとドッキングして、スーパーガンダムとなるための可変機構です。
コックピットはドッキング時に切り離されます。
写真は切り離された『コア・ファイター』です。
写真を見ての通り、かなり貧相な感じがします。
説明書にもありますが、戦闘機というよりも脱出艇といった方がしっくりとくるビジュアルです。
ここからはGディフェンサーの装備です。
写真は14基のミサイルを搭載している『ミサイル・ベイ』です。
このユニット部分にはミサイル以外にもジェネレーターやプロペラントが内蔵されているとのことです。
写真は『ロング・ライフル』です。
高い火力を持つ武器です。
Gディフェンサーの装備品ですが、切り離すことでガンダムMk-Ⅱの装備として使用することもできます。
脚部
ここからは『ガンダムMk-Ⅱ』本体の組み立てになります。
最初は『脚部』です。
前回のリバイブ版と比較すると大雑把な印象は否めませんが、20年近く前のガンプラと考えるとこんなもんでしょう。脚部のプロポーションはいいと思います。
腕部
次は『腕部』です。
可動は問題ないですが、ディテールはやはり大雑把な感じです。
胸部
『胸部』です。
背中の『バックパック』はジムⅢやネモのバックパックと同様の構造をしています。
写真はバックパックからビーム・サーベルの柄を取り外してみたところです。
後で説明しますが、この柄の部分は飾りみたいなものです。
腰部
次は『腰部』です。
前面と両サイドの装甲に可動部分のあるスタンダードなスタイルの腰部です。
頭部
『頭部』です。
バンダイエッジのあるツノの部分はカッコ悪いので処理しました。
パッケージのガンダムMk-Ⅱの顔がちょっとどころではなく残念な感じだったので心配していましたが、それほど変ではなくてホッとしました。
装備品
最後は装備品です。
- ハイパー・バズーカ(上)
- ビーム・ライフル(下)
可動ギミックはビーム・ライフルのグリップ部分のみです。
簡単な構造の装備品ではありますが、ディテールはわりとしっかりとしています。
写真は腰部にハイパー・バズーカを装備したところです。
きちんとホールドできます。
スタイリッシュなガンダムMk-Ⅱの『シールド』です。
シールド裏にはこれでもかというくらいにモールドがあります。
ガンダムMK-IIといえば、『バルカン・ポッド・システム』です。
写真の右側が装着したところです。
この形状にも関わらず構成するパーツは2つだけなので、処理中に壊してしまわないかヒヤヒヤしました。
最後は『ビーム・サーベル』です。
胸部で少し触れましたが、バックパックにあるビーム・サーベルの柄は飾りです。
ビーム・サーベルの刀身にあたるパーツは付属していません。
しかも、手とビーム・サーベルが1つのパーツになっていて、これはかなり残念な感じです。
合体
それぞれのパーツを『合体』させると、ガンダムMk-Ⅱの完成です。
Gディフェンサーのしわ寄せを食ってますが、それなりにカッコよく仕上がりました。
完成
スーパーガンダムが『完成』しました。
Gディフェンサーとの合体も問題なくできました。
が、ポージングが難しい( ゚Д゚)!!
ドッキングを解除して、ガンダムMK-IIとGディフェンサーに分離したところです。
巡航形態の『Gフライヤー』です。
変形はそれほど難しくなく、可変部分はよくできています。
今回購入した道具
購入した道具を紹介します。
スジ彫りカーバイト0.15 スターターセット[SB-015SET]
- メーカー: ファンテック
- 定価:4,400円(税込)
- 購入価格:3,489円(税込)
スジ彫りカーバイト0.3[SB-03]
- メーカー: ファンテック
- 定価:1,760円(税込)
- 購入価格:1,408円(税込)
スジ彫りカーバイト0.15[SB-015]
- メーカー: ファンテック
- 定価:1,980円(税込)
- 購入価格:1,533円(税込)
あとがき
最後まで読んで頂きありがとうございました。
これにて『HGUC RX-178+FXA-05D スーパーガンダムを作ってみたよ』はこれでおしまいです。
いやー、時間が掛かりました( ゚Д゚)!
大きめなパーツが多くて処理に時間が掛かるうえに、トラブルもあって予想以上に時間が掛かりました。
さて、今回のテーマも『スジ彫り』用具のチェックです。
今回選んだ道具はこちらになります。
『スジ彫りカーバイト 0.15 スターターセット/ファンテック』です。
スジ彫りカーバイトは刃先をホルダーに装着して使用します(写真左)。
写真右はスターターセットに付属している収納ケースで、複数の刃先をまとめて保管できるようになっています。
刃先の形状は『BMCタガネ』と同様の形状をしています。
切れ味と切り口の良さはBMCタガネに軍配があがりますが、使いやすさはスジ彫りカーバイトかなぁ、と。
直線の切れ味が悪いわけではないですし、ゆるーい曲線であれば対応可能です。
さすがに円形は無理ですが、様々な場面で使えるので汎用性が高く扱いやすいと感じました。
そして、価格と入手難度の低さも大きなメリットだと思います。
BMCタガネって売り切れていることが多いですし。
と、ここで注意点です( ゚Д゚)!!
スジ彫りカーバイトに限ったことではありませんが、スジ彫り用の道具は刃先が非常に細く、繊細なので壊れやすいです。雑に扱ったり、落としてしまうと簡単に刃先が欠けてしまいます。
写真のように刃先を折らないように気を付けてください。
シールドのモールド彫り直しのときに、パーツの凸部分でテコの原理が働いて刃先を割ってしまいました。
折れた刃先は、再度購入しました。
レビューに時間が掛かったのはこのためです。
のぉぉー( ゚Д゚)!!!
以上です。
完成品の写真はこちら☞