こんにちは、Mk-Ⅱです。
前回のブログでは、“ガンプラの選び方”について調べてみました。
これで作りたいガンプラも決まったと思います。
ということで…
組み立てるぞ( ゚Д゚)!!
と、いきたいところですがまだ早い。
ガンプラさえあれば組み立てることは可能です。
でも、やっぱりカッコよく組み立てて完成させたいですよね。
初めてのガンプラ作りでもできるだけ上手に仕上げたい( ゚Д゚)!
そんな今回のテーマはこちらです!
初心者でもカッコよく組めるテクニック&道具
カッコいいガンプラを組むには様々な『テクニック』と『道具』が必要です。
道具は、大人の力を全開にすれば揃えることもできるでしょう。
しかし、テクニックは経験が必要になり、真似したところで簡単に出来るものではありません。
それでも、カッコいいガンプラを作りたい( ゚Д゚)!!
ということで、『初心者向けのテクニック』と必要な『用意すべき道具』について紹介します。
ガンプラの箱の中身はこうなっている
ガンプラ作りのテクニックや道具について紹介する前に、『ガンプラの箱の中』がどのようになっているのかを見てみましょう。
今回はガンプラの中のガンプラ、ザ・スタンダードといえる『HGUC RX-78-2 ガンダム』を題材にして説明したいと思います。
写真は、『HGUC ガンダム』の箱の中身です。
ガンプラの箱を開けると、基本的に以下のものが入っています。
- ランナー
- デカール
- 取扱説明書
まず、これらについて簡単に説明します。
ランナー
ガンプラを構成する各パーツは、『ランナー』とよばれる枠に『ゲート』で繋がった状態で箱の中に入っています。
ランナーにはA、B、C、D、…のようにアルファベットが振られ、バーツには数字が振られ、この番号は取扱説明書に記載されている組み立て手順にある番号と対応しています。
また、最初の写真のように装甲を構成するスチロール樹脂のパーツのほかに、上の写真のような関節の可動部分になるポリキャップ、ビームサーベルの刀身となるクリアパーツなど色々な素材で出来たパーツがあります。
デカール
『デカール』とは、簡単にいうとシールのようなものです。
ガンプラにロゴなどのシールを貼ることで、より完成度を高めることができます。
デカールには様々な種類があり、HGUC ガンダムにはシールタイプのデカールが付属しています。
取扱説明書
『取扱説明書』には、ガンプラの組み立て手順が記載されています。
基本的にガンプラはこの手順に沿って組み立てることになります。
また、取扱説明書には組み立て手順以外にも、MSやパイロット、時代背景などの紹介や完成品の写真などが載せてあります。
完成品の写真やイラストは組み立てや塗装時のカラーリングの参考になったりします。
初心者向けのテクニック&道具
では、いよいよ初心者でもカッコよく組めるテクニック&道具を紹介します。
ガンプラは、そのまま組み立てる『パチ組み』という手法で組み立てます。
バンダイさんのガンプラはパチ組みだけでも十分カッコよくできるのですが、ワンランク上のカッコいいガンプラにするために初心者向けのちょっとしたテクニックを使ってみましょう。
- ゲート処理
- ヤスリがけ
- スミ入れ
- デカール貼り
今回は、この4つのテクニックを使います。
これらのテクニックは、ガンプラ製作においてごく基本的な処理です。
しかし、ガンプラの完成度に大きく影響を与える処理でもあります。
そのため、これらのテクニックをチョイスしました。
そして、この4つのテクニックを軸にして使用する道具も併せて紹介します。
ちなみに、紹介している道具は実際にMk-Ⅱが初めてガンプラを作った時に用意して使用したものです。本当は他にも色々な道具を用意していましたが、最低限必要な道具のみをピックアップしています。
簡単な説明しかしませんが、これだけでも十分カッコよくなるはずです( ゚Д゚)!!
ゲート処理
先ほど紹介したように、ガンプラのパーツはランナーに固定されています。
なので、ランナーとパーツを繋ぐ『ゲート』部分をカットして、パーツを切り離す必要があります。
写真の左は、ランナーを収めたもので、赤で囲ってある部分が『ゲート』です。
そして、写真の右が切り離したパーツですが、ゲートがまだ残っているのがわかると思います(矢印)。
この残ったゲートをきれいに処理するテクニックを『ゲート処理』といいます。
このゲート処理は、ガンプラ製作において最初に行う処理になります。
具体的には、以下の手順でゲート処理を行います。
まず、『ニッパー』を使ってランナーからパーツを切り離します。
このとき、ゲートの根元をカットするのではなく、先ほどの写真のようにゲートを少し残すのがポイントです。
そして、さらにニッパーを使って残ったゲートを何度かに分けてカットします。
しかし、ゲートはまだ少し残した状態(1mm程度)にしておきます。
ニッパーでカットした後は、『デザインナイフ』などを使って残ったゲートを平らにします。
ここでも何度かに分けてナイフを入れるほうがパーツに負担が掛かりにくくなります。
これでゲート処理は完了です(写真右)。
少し手間の掛かる処理ですが、ゲート処理はきちんとしておきましょう!
最後に、ゲート処理で使用した道具を紹介します。
- ニッパー
- デザインナイフ
・ニッパー
工具箱の中に当たり前のようにある道具ですが、プラモデル専用のニッパーを別途購入することをオススメします。先端が通常のものよりも薄くなっているので、普通のニッパーと比べて格段にカットしやすくなっています。
・デザインナイフ
ゲートの跡を処理するために利用できるナイフはたくさんあります。
今回紹介したのは彫刻刀タイプのものですが、マイクロナイフやデザインナイフなどとよばれるカッタータイプのものもよく使われます。
ヤスリがけ
次は、パーツの表面を磨く『ヤスリがけ』です。
パーツ表面を磨くことでプラスチック特有の素材感が消え、ガンプラから安っぽい印象がなくなります。
また、ゲート跡にヤスリがけを重点的に行うことで、ゲートの跡がより目立たなくなります(赤矢印)。
使用する道具は『ヤスリ』のみです。
そして、一心不乱に表面をヤスリがけします。
今回、使用したヤスリはこちらです。
ヤスリは番手によって目の粗さが決まっていて、用途が異なります。
番手は小さなものほど目が粗く、逆に大きなものは目が細かくなっています。
そのため、番手の小さなものは削ぐ時に、番手の大きなものは磨く時に使います。
また、ヤスリには色々な形状があります。
金属ヤスリに紙ヤスリ、スポンジタイプのヤスリなどを状況に応じて使い分けます。
今回したスポンジタイプのヤスリは平面でも曲面でも使いやすく、汎用性の高いヤスリです。
当然、番手の大きなヤスリを使うほど表面はピカピカになり、完成度は高くなります、
しかし、お手軽にワンランク上のガンプラが今回のテーマなので、『#800』の番手でヤスリがけをするだけに留めています。
スミ入れ
『スミ入れ』は、パーツ表面にある溝に色を付けてより立体感を持たせるようにするテクニックです。
写真のように『モールド』と呼ばれる溝やパーツのフチの部分にスミ入れを行います。
モールドにスミが入ると、影のような陰影を作り出し立体感が出ます。
とはいえ、調子に乗ってスミ入れをし過ぎると、ガンプラがくどい印象になるのでほどほどにしておきましょう。
- スミ入れペン
- 消しゴム
スミ入れをするにあたって使用した道具は上記の2つです。
スミ入れ用の道具は色々とありますが、今回はシャープペンシルタイプのものを用意しました。
ペン先が細いのでスミが入れやすく、はみ出しても消しゴムで簡単に消すことができます。
しかも、黒鉛は鈍く光るのでパーツの色を選ばず使いやすかったりします、。
スミ入れを入れた部分に陰影がつき、写真のように立体感が出ます。
デカール貼り
最後は『デカール貼り』です。
先ほども紹介したデカールをシールのように貼るだけなのですが、こちらもスミ入れと同様に見た目の印象が大幅に変わります。
デカールは非常に細かいものが多く、台紙から手で剥がしてガンプラに貼るのが結構難しかったりします。
そこで登場するのが『ピンセット』です。
プラモデル用のピンセットは先端が鋭利なのでデカールを掴みやすく、貼るときにもデカールが離れやすくなる工夫がしてあります。
シールを貼るとガンプラがぐっと引き締まった感じになります。
ガンプラをカッコよく完成させるための欠かせない工程です。
初心者でもカッコよく組めるまとめ
初心者でもできるカッコいいガンプラの組み方のまとめです。
バンダイのガンプラは非常に精巧な造りになっています。
そのため、写真のようにそのまま組むだけでも十分カッコよくなります。
しかし、せっかく組み立てるのなら少しでもカッコよく完成させたいのも人情。
そんな時に使えるのがこれらのテクニックです。
- ゲート処理:パーツに残ったゲート跡を『ニッパー』や『ナイフ』を使ってできれいに切り取る。
- ヤスリがけ:『ヤスリ』を使ってパーツ表面を磨く。
- スミ入れ:『スミ入れペン』でパーツの溝に色を入れて陰影をつける。
- デカール貼り:ガンプラに『ピンセット』を使ってシールを貼る。
どれもガンプラ製作では基本的なテクニックですが、ほんの少しの手間で見た目が大きく変わります。
- ゲート処理:ニッパー、ナイフ
- ヤスリがけ:ヤスリ
- スミ入れ:スミ入れペン、消しゴム
- デカール貼り:ピンセット
4つのテクニックに必要な道具です。
プラモデル用であれば、それほど高価なものでなくても問題なく使えます。
- プラモデルニッパー[D-104]/ミネシマ
- TOOL×2 精密マイクロナイフ 平刃大[TK-01]/EIGER TOOL[ミネシマ]
- クラフトツールシリーズ No.104 ベーシックヤスリセット[Item No:74104]/タミヤ
- ジグソーパズル型スポンジ研磨材 極々細目[O-11D]/3M[ミネシマ]
- ガンダムマーカー スミいれペン シャープ[GP01]/GSIクレオス
- 精密ピンセット 110㎜[F-107]/ミネシマ
基本的にプラモデル用の工具は『消耗品』です。
高価なものほど高性能なのは間違いありませんが、初めてで購入するにはハードルが高いかと思います。最初は低価格帯の道具を使ってみて、ガンプラ製作に慣れてから高性能な工具を購入するのがベターです。
こちらは完成品の写真です。
写真の左は『パチ組み』で組んだもの、右は『初心者でもできるカッコいいガンプラの組み方』で組んでみたものです。
この写真で違いがきちんと伝わっているのかちょっと微妙ですが、実際に組めばその違いがよくわかります。
少しの手間でもガンプラの完成度は変わります。
せっかくガンプラを組み立てるのですから、是非とも挑戦してもらいたいと思います。
きっと完成したガンプラは、
納得のいくものになっているはずです( ゚Д゚)!!
今回購入した道具
最後に、今回購入した道具を紹介します。
初めてのガンプラに挑戦するためにMk-Ⅱが実際に用意した道具です。
初心者なので価格に怯みつつ選んだ比較的安価なラインナップとなっています。
プラモデルニッパー[D-104]
- メーカー:ミネシマ
- 定価:864円(税込)
- 購入価格:605円(税込)
TOOL×2 精密マイクロナイフ 平刃大[TK-01]
- メーカー:EIGER TOOL/ミネシマ
- 定価:1,426円(税込)
- 購入価格:907円(税込)
クラフトツールシリーズ No.104 ベーシックヤスリセット[Item No:74104]
- メーカー:タミヤ
- 定価:648円(税込)
- 購入価格:454円(税込)
ジグソーパズル型スポンジ研磨材 極細目[O-11C]
- メーカー:3M/ミネシマ
- 定価:518円(税込)
- 購入価格:361円(税込)
ジグソーパズル型スポンジ研磨材 極々細目[O-11D]
- メーカー:3M/ミネシマ
- 定価:518円(税込)
- 購入価格:361円(税込)
ガンダムマーカー スミいれペン シャープ[GP01]
- メーカー:GSIクレオス
- 定価:648円(税込)
- 購入価格:454円(税込)
ガンダムマーカー スミいれペン シャープ用替え芯[GP02]
- メーカー:GSIクレオス
- 定価:162円(税込)
- 購入価格:113円(税込)
精密ピンセット 110㎜[F-107]
- メーカー:ミネシマ
- 定価:540円(税込)
- 購入価格:378円(税込)
あとがき
最後までご覧頂きありがとうございました。
これにて『初心者でもカッコよく組めるテクニック&道具~ガンプラの基本』はおしまいです。
初心者でもカッコよくできるガンプラの作り方について紹介してみました。
カッコいいガンプラは完成できましたか?
今回、気になるところが少々あってリニューアルに合わせて記事も大幅にリライトしています。
このあとがきを書いている時点ですでに20体以上のガンプラを組み立ています。
できるだけカッコいいガンプラを作りたいというスタンスは今も変わりませんが、読み返した際にこれはちょっと感覚的に違うかもというところを変更しました。
まず、そのためには『HGPG プチッガイ ライトニングブルー』で書き直すのは無理があったので、新たに『HGUC ガンダム』を用意しました。
初心者向けにシンプルに分かりやすく、を考えたときにどう考えても写真がたりない…
完成させてしまっているから追加の撮影もできない…
変更した理由はそんなところです。
それから、使用した道具から金属ヤスリを外しました。
別にタミヤの金属ヤスリがダメなわけではなくて、結構扱いが難しいんです。
ニッパーでカットして、デザインナイフでざっくりと削る。
そして、金属ヤスリからのスポンジヤスリで最初は実践しましたが、意外と難しい…
想像以上に削れますし、油断すると目的とは関係のないところを傷付けてしまいます。
ぶっちゃけ、デザインナイフからスポンジヤスリにそのまま移行した方が簡単です。
という経緯もあって、金属ヤスリを外し、さらにシンプルな組み方に変更しました。
基本テクニックとはいえ、かなり詰め込んでいるのでわかりにくいところが多々あるかと思いますが、はじめてのガンプラ作りの助けになれば幸いです。
次回は、Mk-Ⅱがついにガンプラに挑戦します!!
初挑戦に選んだガンプラは…
『MG ガンダムver.3.0』です!!
果たしてうまく出来るのか( ゚Д゚)!!
それでは。