こんにちは、Mk-Ⅱです。
ランナーとパーツを繋ぐゲート。
ニッパーで切り離しを行い、パーツに残っているゲート跡を処理する。
これを『ゲート処理』といいます。
ガンプラ製作では基本中の基本ともいえる処理ですが、なかなかどうして奥の深い処理です。
今回からはこの『ゲート処理』について掘り下げていきたいと思います。
といっても、どこから始めたらよいかわからないのでゲート処理を進化させることにしました。
まずは、ゲート跡が目立たないようにすることを目標とします。
そのため、以前購入したものの未使用だった『コンパウンド』を使用してみたいと思います。
コンパウンドを試すために選んだ第16弾のガンプラはこちらです!!
『HGOO GNX-Y903VW ブレイヴ指揮官用試験機』です。
コンパウンドを試す!!
スペック
HGOO GNX-Y903VW ブレイヴ指揮官用試験機
ブレイヴ指揮官用試験機は『ガンダムOO[ダブルオー]』に登場する『地球連合平和維持軍』のMSです。旧ユニオン『AEU』の技術者によって『マスラオ』、『スサノオ』を元にして可変型MSの試作機として開発されました。
指揮官用の青のカラーリングは、パイロットの『グラハム・エーカー』のパーソナルカラーによるものです。
『ELS(地球外生命体)』との戦いの最中、主人公『刹那』の搭乗する『ダブルオー クアンタ』の道を切り開くため、『トランザムシステム』を発動してグラハムが特攻するエピソードは胸熱です( ゚Д゚)!!
- 名称:HGOO GNX-Y903VW ブレイヴ指揮官用試験機
- シリーズ:HGOO[High Grade OO]
- 原作:機動戦士ガンダムOO[ダブルオー]
- スケール:1/144
- 発売日:2010年11月13日
- 希望小売価格:¥1,760(税込)
- 購入価格:¥?(福袋)
ダブルオーでは多くのガンダムタイプのMSが登場します。
しかし、個人的にはユニオン系やGN系のMSの方が好きだったりします。
パーツリスト
- Aパーツ:イロプラ(スチロール樹脂:PS)
- Bパーツ:ブルー(スチロール樹脂:PS)
- Cパーツ:ブラック(スチロール樹脂:PS)
- Dパーツ:ブラック(ABS樹脂:ABS)
- BAパーツ:ブラック(スチロール樹脂:PS)
- リード線:ブルー(塩化ビニル樹脂:PVC)
- シール
- 説明書
以上が、『HGOO ブレイヴ指揮官用試験機』のパーツリストになります。
パーツ数はそれほど多くなく、ボリューム的にも標準的なHGといえます。
通常のHGとの違いはリード線、台座があるところでしょうか。
以前、『HGUC メタス』のときにリード線が登場したことはありましたが、台座付きは今回が初めてです。
レシピ
- 仮組み
- ゲート処理
- ランナーからニッパーでパーツの切り離し
- 薄刃ニッパーでゲートをカット
- デザインナイフでゲート跡を整える
- #800で全体をヤスリがけ
- コンパウンド:粗目 ⇒ NEW!!
- コンパウンド:細目 ⇒ NEW!!
- スミ入れ
- デカール貼り
冒頭でも紹介したように今回は『コンパウンド』を使用します。
ゲート跡をより目立たなくすることを目的として、スポンジヤスリをかけた後にコンパウンドを使ってさらに磨きあげます。
使用するコンパウンドはこちらです。
『Mr.コンパウンド 粗目、細目/GSIクレオス』
粗目は#600、細目は#3000の番手となります。
大きな番手なので、かなり細かく滑らかに磨くことができるはずです
完成品がどのように変化するのかしっかりと見極めたいと思います。
胸部
今回も説明書通りに製作します。
最初は『胸部』からです。
胸部を構成するパーツはそれほど多くありません。
しかし、可変するためのギミックがぎっしり詰まっています。
コックピット(写真左)、背中の外装(写真中)に可動部分があり、腰部にも少しだけ可動域があります。ほかにも、腕部との接続部分のパーツ(写真右)が特徴的な形をしていたりと複雑な構造です。
頭部
次は『頭部』です。
パーツ数は少なく、シンプルな構造です。
顔の部分には渋い色のクリアパーツが使用されています。
それにしても
うーん・・・
何かに似ている・・・
ウィングマン( ゚Д゚)!!
腕部
今度は『腕部』の組み立てです。
思っていたよりも随分と細い腕でした。
可動域は可変型のMSなだけあってかなり広めです。
ショルダーアーマーも写真のようにかなり広い可動域があります。
上半身
胸部、頭部、腕部と組み合わせ、『上半身』を完成させます。
上半身まで組み立てて気になるのは、細さです。
この細さは鉄血のMS並みです。
個人的にはどっしりとした骨太のMSの方が好きなので、なんとなく物足りない感じがしてしまいます。
脚部
下半身の製作に入ります。
最初は『脚部』です。
脚部は、腕部よりもさらに細く、しかも長い。
写真の左側は脚部の可動域を、右側は足の部分のみを撮ってみました。
可動域は普通ですが、足の構造が簡単すぎて少々驚きました。
順調に組み立てていたブレイヴ指揮官用試験機ですが、ここで致命的なミスをしてしまいます。
パーツを折ってしまいました( ゚Д゚)!!
仮組みからばらすときに手抜きをしたせいです。
こんなにきれいに折れてしまうと接着剤以外の修復方法が思い付きません(._.)
反省です。。。
腰部
パーツ破損にダメージを受けつつ、次は『腰部』です。
本当にシンプル過ぎてコメントするところがありません。
下半身
脚部、腰部と合わせて『下半身』です。
こんなに細くて大丈夫なのか不安になりましたが、一応完成しました。
サイドバインダー
本体の完成前に『サイドバインダー』を組み立てます。
サイドバインダーは推進器と武装ラックを兼ねたマルチユニットになっています。
推進器には擬似太陽炉といういかにもヤバそうな感じの動力が使用されています。
擬似太陽炉は指揮官専用機にのみ搭載されているとのことで、強烈なパワーがありそうです。
合体
上半身と下半身、サイドバインダーを『合体』させて、本体の完成です。
各パーツを単体でみるとひどく貧相なイメージでしたが、合体させるとそうでもなかったです。
サイドバインダーをつけることで重厚感も増して、立派なMSになりました。
装備品
本体が完成したので、今度は『装備品』です。
上の写真は『GNビーム・ライフル「ドレイクハウリング」』です。
写真左側がGNビーム・ライフルの通常形態で、エネルギーを充填するとバレルの先端部分が左右に展開して威力が上がります(写真中)。
また、写真右側のショートバレル形態に変化することで連射性を上げることもできます。
上の写真は『GNビーム・サーベル』です。
劇中での出番はなかったようですが、ブレイヴは近距離戦もこなせます。
台座
装備品で終わりかと思いきや、本当の最後は『台座』です。
組み上げた状態では写真におさまらなかったので、ばらした状態で撮りました。
各パーツの組合せで色々な形態の台座にできるので、ポージングで豊富なバリエーションが期待できます。
完成
『完成』しました。
組んでる最中に気になっていた腕部や脚部の細さはそれほど気になりません。
むしろ、カッコいい( ゚Д゚)!!
せっかくなので台座も利用してポーズを取ってみました。
こちらは『巡航形態』です。
変形は複雑で難しいですが、その造形は悪くないと思います。
ここからは可変時のポイントを紹介します。
上の写真は変形時にどう動かしたらよいのかわかりにくかったところです。
胸部と腰部の可動部分で、変形時は写真のように動かさないと変形できません。
上の写真はサイドバインダーを変形させたところです。
サイドバインダーは巡航形態中は挙動を制御する役割をもっています。
今回購入した道具
購入した道具を紹介します。
今回は目新しい道具は購入していません。
アートナイフプロ替刃(直線刃)[XB157T]
- メーカー:オルファ
- 定価:オープン価格
- 購入価格:328円(税込)
替え刃は5枚入ってるにゃ!
ツールボックス
- メーカー:不明
- 定価:不明
- 購入価格:950円(税込)
あとがき
最後まで読んで頂きありがとうございました。
『HGOO GNX-Y903VW ブレイヴ指揮官用試験機を作ってみたよ』はこれでおしまいです。
上の写真は使いどころがいまいちわからないリード線を装備したところの写真です。
さて、今回から『ゲート処理』に力を入れてガンプラを作っています。
まずはこれまでに行ってきたゲート処理の手法についておさらいしたいと思います。
- ランナーからニッパーでパーツの切り離し
- 薄刃ニッパーでゲートをカット
- デザインナイフでゲート跡を整える
- #800で全体をヤスリがけ
金属ヤスリやポリッシャーを使用することもありますが、基本的な流れは上の通りです。
#800のヤスリがけだとゲート処理の跡が目立ったり、表面のヤスリがけの跡もちょっと気になります。
そこで、以下のように変更しました。
- ランナーからニッパーでパーツの切り離し
- 薄刃ニッパーでゲートをカット
- デザインナイフでゲート跡を整える
- #800で全体をヤスリがけ
- コンパウンド:粗目 ⇒ NEW!!
- コンパウンド:細目 ⇒ NEW!!
『コンパウンド』を使用します。
今回は番手の異なる2種類のコンパウンドを用意しました。
まず、コンパウンドを百均で購入したガーゼに付けてパーツ表面を磨きます。
コンパウンドで磨いた後は、これまた百均で購入したハケを使って、パーツに付着している粉を払います。
そうすると…
ピカピカになりました( ゚Д゚)!!
コンパウンドを使うと粉がでるので敬遠していましたが、使用してみて良かったです。
ゲート跡の白化も全く目立たない!とまではいきませんが、その効果はアリでした。
また、ハケを使って削りカスや粉を払うので、処理後のパーツがかなりきれいになりました。
コンパウンド恐るべし( ゚Д゚)!!
話は変わって、
今回からデジカメで撮影しています( ゚Д゚)!!
これまでスマホで撮影していたのですが、どうも写真の画質が安定しません。
写真の悪さは以前から気になっていたので、カメラアプリを変えたり、設定を弄ったりしてみました。
しかし、一向に画質が改善しません。
そこで思い切ってデジカメの購入に踏み切りました。
『Canon/IXY200』
懐が寂しいのでそれほど高価なカメラではありません。
最低限の機能しか付いていませんが、使用してみた感じでは概ね満足しています。
今回はこれでおしまいです。
次回もゲート処理中心に話を進めていきたいと思います。
よろしくお願いします。
それでは♪
完成品の写真はこちら☞