こんにちは、Mk-Ⅱです。
『仮組み』、『ゲート処理』の研究がひと段落つきました。
どちらもまだまだなのですが、今後も練習を重ねていきたいと思います。
で、次の課題なのですが、『スミ入れ』を考えています。
スミ入れとは、”パーツのスジ彫りしてある部分に色を入れて、より立体感を持たせるようにすること”です。
これまでのガンプラにもスミ入れをしていました。
しかし、よりカッコよくガンプラを作るために新たな試みに挑戦します。
では、第21弾のガンプラはこちらです!!


『HGUC RGM-86R ジムⅢ』です。
流し込みタイプでスミ入れ!
BMCタガネでモールド彫り直し!
スペック
HGUC RGM-86R ジムⅢ


ジムⅢは『機動戦士ガンダムZZ』に登場する『地球連邦軍』の主力MSです。
ガンダムMk-Ⅱやバーザムなどの技術が転用された『ジムⅡ』の改修型で、『第1次ネオ・ジオン戦争』では連邦唯一の量産型主力機として活躍します。
ジムⅢは近接戦闘に対応可能なうえ、オプション装備のラインナップも豊富なので中・長距離支援用MSとしても力を発揮しました。
しかし、高性能な『ジェガン』が開発されたことにより主力機としての活動期間は非常に短く、ジェガンの登場以降は主に支援機として運用されるようになります。
- 名称:HGUC RGM-86R ジムⅢ
- シリーズ:HGUC[High Grade Universal Century]
- 原作:機動戦士ガンダムZZ
- スケール:1/144
- 発売日:2011年07月09日
- 希望小売価格:¥1,650(税込)
- 購入価格:¥?(ヤフオクまとめ買い)
ヤフオクのまとめ買いで購入したものです。
大量購入したガンプラはまだまだあります。
パーツリスト
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- Aパーツ:イロプラ(スチロール樹脂:PS)
- Bパーツ:レッド(スチロール樹脂:PS)
- C1,C2パーツ:グレー(スチロール樹脂:PS)
- Dパーツ:ホワイト(スチロール樹脂:PS)
- MP-1Eパーツ:グレー(スチロール樹脂:PS)
- SB6パーツ:クリアピンク(スチロール樹脂:PS)
- PC-001Aパーツ:グレー(ポリエチレン:PE)
- シール
- マーキングシール
- 説明書
以上が『HGUC ジムⅢ』のパーツリストです。
ランナーやパーツの数は標準的で、特殊な素材のランナーもありません。
レシピ


- 仮組み
- ゲート処理
- ランナーからニッパーでパーツの切り離し
- 薄刃ニッパーでゲートをカット
- デザインナイフでゲート跡を整える
- #800で全体をヤスリがけ
- コンパウンド:粗目
- コンパウンド:細目
- コンパウンド:極細
- スミ入れ
- モールドの彫り直し
- 流し込み用タイプでスミ入れ
- デカール貼り
今回から新たな試みに挑戦します。
1つめは、”流し込みタイプのスミ入れを行うこと”。
そして、2つめが”BMCタガネを使用してモールドの彫り直しを行うこと”です。
流し込みタイプのスミ入れにはこちらを使用します。
『ガンダムマーカー 流し込みスミ入れペン/GSIクレオス』
流し込みタイプでは、ペン先をモールド部分(溝)に押し当てることでスミを流し込みます。
しかし、いくら流し込みタイプといえどもそのままではスミがうまく流れてくれません。
そこでスミが流れやすいようにモールドを深く彫り直します。
モールドの彫り直しにはこちらの道具を使用します。
『BMCタガネ 0.15mm/スジボリ堂』
刃の太さは0.15mmをチョイスしました。
色々と調べた結果、1/144スケールのHGにはこのサイズがマッチするようです。
モールドの彫り直しをするということは、パーツに直接刃を入れることになります。
これは失敗できない( ゚Д゚)!!
と、恐れおののいて購入したのがこちらの道具です。
『スジボリ用ガイドテープ 3ミリ x 30m巻/ハイキューパーツ』
刃先が滑ってはみ出したり、直線がグネグネしないためのガイドテープです。
では、これら3つの道具を新たに装備して、
『スミ入れ』に挑戦します( ゚Д゚)!!
胸部
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説明書通りに組み立てます。
最初は『胸部』からです。
シンプルな構造で、パーツ数もあまり多くありません。
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こちらは『バックパック』です。
ジムⅢは『ガンダムMk-Ⅱ』のバックパックを量産化したものを装備しています。
ビーム・サーベルの柄の部分に可動域が設けられており、柄は取り外し可能です。
頭部
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『頭部』です。
特にコメントはありませんが、強いていえば、
アンテナ細いから気を付けて( ゚Д゚)!!
腕部
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次は『腕部』です。
両肩には『ノーマル・ミサイルポッド』を装備しています。
他にも『オプション・ミサイルポッド』を選択して装備することもできます。
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ミサイルポッドはパーツの差し替えによりハッチの開閉が可能です。
ハッチは写真の左上が開いた状態、左下が閉じた状態となります。
上半身
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胸部、頭部、腕部と合体させ、『上半身』の完成です。
カッコいいのですが、肩の可動範囲が悪いのが少し気になります。
脚部
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ようやく中盤の『脚部』です。
特にこれといったコメントがなくて申し訳ないです。
腰部
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『腰部』です。
前面と両サイドの外装部分に可動域があります。
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こちらは『大型ミサイルランチャー』です。
腰部外装の両サイドにジョイント部があり、写真右のように装備できます。
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また、写真の右側のようにキャップを取り外すことで射出形態にすることもできます。
下半身
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脚部と腰部で『下半身』の完成です。
脚部側にある股関節部のジョイントごと腰部に取り付けるタイプです(脚部写真参照)。
このタイプは経験上、股関節が抜けやすいことが多いのですが、今回はキッチリとはまってくれています。
合体
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最後は上半身と下半身を連結させて『合体』させます。
ジムは華奢な印象を勝手に持っていましたが、かなりゴツイ感じに仕上がりました。
単純にMk-Ⅱが下手なだけですが、上半身と下半身のジョイント部分が若干緩いです。
また、ミサイルポッドやミサイルランチャーといった大型の装備が四肢の可動と干渉してしまうのもちょっと気になります。
装備品


ゴールが近付いてきました。
『装備品』です。
写真は『ビーム・ライフル』です。
ジムⅡのビーム・ライフルを改良したもので出力が高くなっています。


白化させてしまったところ(矢印)を写真におさめました。
写真のように本体との接続部や先端が分かれていて強度が弱い部分は白化が起こりやすいので注意が必要です。
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こちらは『シールド』です。
シールド裏面はモールドが細かいので毎回苦労します。


最後は『ビーム・サーベル』です。
ジムⅢはバックパックに2本のビーム・サーベルを装備しています。


これを忘れていました。
『手』です。
開いた状態(左上)、握った状態(右上)、ビーム・サーベル用(下)の手のパーツです。
手のバリエーションが豊富で他にもビーム・ライフル専用の持ち手もあります。
デカール
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仕上げに『デカール』を貼ります。
マーキングシールも付属していますが、センスが絶望的なので貼っているのはシールのみです。
完成




ポーズを取って『完成』です。
組み上げている際中はゴツさが気になっていましたが、完成させてみるとあまり気にならず、カッコいいです。
ジム系のMSはやっぱりいい( ゚Д゚)!!
今回購入した道具


購入した道具を紹介します。
スミ入れ用のペンは以前に購入していたものなので、今回はスジ彫り用の道具がメインです。
BMCタガネ 幅0.15mm[T-015N]


- メーカー: スジボリ堂
- 定価:2,420円(税込)
- 購入価格:2,310円(税込)
スジボリ用ガイドテープ 3ミリ x 30m巻(1個入) [CGT-3MM]


- メーカー: ハイキューパーツ
- 定価:330円(税込)
- 購入価格:293円(税込)
あとがき


最後まで読んで頂きありがとうございました。
これにて『HGUC RGM-86R ジムⅢを作ってみたよ』はこれでおしまいです。
写真はジムⅢの足首を修理しているところです。
一度仮組みしたあとの分解中にジョイント部分を折ってしまいした。
ということで、折れてしまったパーツに接着剤を付けて、ミニバイスで固定して放置しました。
溶剤系の接着剤は通常1週間、最低でも3日間は放置しておいた方が良いとのことです。
一応、うまく修理できました。
さて、今回の主題は『スミ入れ』です。
以下の2つをテーマにガンプラを組み立てました。
- 流し込みタイプでスミ入れ!
- BMCタガネでモールド彫り直し!
これまで使用してきたスミ入れペンは以下のものになります。
『ガンダムマーカー スミいれペン シャープ/GSIクレオス』
『ガンダムマーカー スミいれ/極細タイプ ブラック(油性)/GSIクレオス』
モールド(溝)に直接書き込むタイプのスミ入れペンです。
どちらも使い勝手は悪くないのですが、ちょっと惜しい。
スミ入れを施した部分をよくみると何か足りない感じがします。
そこで、以前に購入してお蔵入りとなっていた流し込みタイプのスミ入れペン。
こちらを試しに使ってみよう( ゚Д゚)!!
ということで、テーマが『スミ入れ』に決定しました。
肝心の流し込みタイプの使い心地はというと…
とてもいい( ゚Д゚)!!
想像以上にきれいにスミが入りました。
書き込みタイプでは不自然に太くなったりすることがあったので、細くスミ入れのできる流し込みタイプではガンプラがすっきりとした印象に変わります。
しかし、流し込みタイプを使用するにあたって注意することがあります。
一応、開封直後の状態でも溝のようなものはあるのですが、そのままではスミが上手く流れません。
溝がなければ作ればいいじゃない( ゚Д゚)!!
ということで行うのが”モールドの彫り直し”です。
モールドを深く掘り直すことでスミを流しやすくしてあげます。
『BMCタガネ 0.15mm/スジボリ堂』
モールドの彫り直しにはこちらの道具を使用しました。
やや高価な気もしますが、モデラーさんからの評価が高いということでこちらを選んでみました。
他を使用したことがないので比較できませんが、スミの入り具合はいいように思います。
ただ、方向転換がスムーズにいかないので曲線の彫り直しは難しいです。
刃の太さは0.15mmを選んで正解だったと思います。
HGにぴったりのシャープなスミ入れができたと思います。
この手の道具はたくさんの種類があるので有名どころを今後は試してみたいと思います。
今回、モールド彫り直しから流し込みタイプでのスミ入れに挑戦しました。
結果は概ね良好です。
流し込みタイプではその使い方からどうしてもモールドからスミがはみ出てしまいます。
はみ出た部分は消しゴムを使って消すことができるので問題はありませんが、ちょっと手間です。
しかし、それ以上の効果があるので試してみてよかったと思います。
そして何よりスミがスーッと入っていく様は、
快感です( ゚Д゚)!!
今後はモールド彫り直し用の道具を色々と試しつつ、スミ入れの精度を上げていきたいと思います。
今回はここまでです。
ではでは♪
完成品の写真はこちら☞









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